冬場のサウナで汗をかかないのは『ハーブテント』のせいではない!

ハーブサウナ
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自宅やサロンでハーブサウナをはじめる方が、一気に増えてきた感じがしています。

もちろん、名もなきSUKJAIや私自身の力でないことは、よ~くわかってはいますが、たくさんの方に知っていただけるようになったことは、本当に本当にうれしい!

SUKJAIの商品を購入してくださる方も少しずつ変化してきて、以前は個人のお客さまが圧倒的に多かったのですが、最近は個人サロンを経営しているお客さまに限らず、○○会社というお届け先も増えてきました。ありがたい反面、身の引き締まる思いです。

さて、寒い冬場にハーブサウナをはじめられる方もけっこういらっしゃるんですが、その多くの方が「温まりが悪い」ということで悩まれています。

それはそのとおり! 

だって、いくら二重構造テントに改良したところで、常夏のタイと比べたら比べものにならないくらい、日本の冬は寒いから…。

ここまで説明すると、たぶん、多くの方が「じゃ、テントが悪いのでは?」「テントの布をもっと分厚くしたら解決するんじゃない?」と思われると思います。

でも、実はテントが悪いとは限らないんです。テントの布を分厚くする解決策は、SUKJAIでもずっとずっと昔から検討していますが、どうしても重くなるというデメリットがありまして。重くなると、傘への負担も大きくなるし、さらに洗濯するのが本当に大変になるんです。

以前、ちょっと厚めの生地のハーブテントをお試しで使ってみたことがあったんですが、なんせ重い!

テントにかぶせるのも一苦労。さらに、傘を吊るすのも重い。洗濯する時も大変で、重さもあるし、乾きにくいし…で、結局分厚い布でのハーブテントではなく、今ある二重構造テントを使って、いかに快適にサウナを楽しむか、が大事ではないかという結論に達しました。

ということで、今日は、「あれ?汗が流れない」「こんなぬるい感じで大丈夫なのだろうか?」「まったく発汗しないから、テントを買い替えた方がいいのかな」とお悩みの方に、冬場サウナのコツをご紹介したいと思います。

これは、実際に私自身が冬場サウナでまったく発汗せず、悩みに悩み、ようやく到達したコツなので、本当は個別のご相談を受けたときのみ、お伝えしてきたのですが…。

でも、冬場のサウナで「もう、サウナはいいや!」とあきらめてしまう方がいたら…と思うと、こんな残念なことはない。だからこそ、ここでお伝えすることにしました。

あきらめたり、テントを買い替えたりする前に、これからご紹介する中から、できることを始めてみてください。きっと今までよりも温まりやすくなるはずですし、すべてのコツをまねしていただければ、間違いなく発汗するようになります。

一人でも多くの方が、「サウナを続けられそう」となるように、今日は体験談とともに、ご紹介していきたいと思っています。ぜひ、冬場のサウナでお悩みの方がいたら、最後までおつきあいください。

【冬場のサウナのコツ①】テントを低く設置する

一番はじめにチェックしていただきたいのが、コレ!

テントの設置方法です。けっこうよくお見かけするんですが、テントのすその部分が床スレスレになっている方、いらっしゃいませんか?

たしかに見た目はすっきりするし、きれいに見えるんですが、これはNGです。そもそも、ハーブテントはテント内をハーブの蒸気で満たし、その中に入ることで体を温める温活法。つまり、蒸気を外にもらしてしまっては、テント内の温度が下がってしまうんですね。

できるだけ、テント内の蒸気を外に出さない工夫が、絶対に必要になります。これは、冬に限らず共通して大切なことですが、どのシーズンでもテントのすそ部分が床にしっかりつく、余っているくらいがちょうどいいです。

では、冬場はどう設置するかというと、いつも以上に低めに設置することをおすすめします。

理由はとても単純で、狭い空間の方が温まりやすくなるからです。テント内の空間が広ければ、それだけ温まるのにも時間がかかりますし、冬場であればどんどん温かい空気が上へ上へと運ばれます。いつまでたっても、テント内に蒸気が充満しなかったり、足元が冷えたままだったり。

そうなると、発汗どころではなく、風邪をひいてしまいます。

そこでおすすめなのが、テントを低く設置する方法。吊るす紐などを延長したりし、できるだけテント内の空間が狭くなるように設置します。圧迫感を感じるまで狭くする必要はありませんが、意識して低く設置するだけで、体感温度はずいぶん変わってくるかと思います。

【冬場のサウナのコツ②】電気鍋を火力の強いものに変える

テントを低く設置しても、まったく温まらない…、という場合には、電気鍋を見直してみるのもひとつです。火力が弱い電気鍋を使っている場合、冬場はまったく発汗しないことが、よくあります。

他のシーズンでは問題なく使えていたので気づかなかったけれど、実は火力が弱い鍋を使っている方もいらっしゃるかもしれません。それでは、冬の寒さには勝てません。

火力の強い鍋でグツグツ煮出すことは、ハーブサウナにとっては必須になります。そして、これがサウナの満足度にも間違いなくつながります。火力調節できる鍋、100℃を超えても煮出し続けることができる鍋を検討してみてください。安全装置がついている鍋などは、100℃を超えると保温になってしまうものもあるようなので、購入前には必ずチェックしてくださいね。

やけどや吹きこぼれが心配という方もいらっしゃるかもしれませんが、しっかり管理すれば安全に使用することができ、なおかつ冬場もしっかり煮出すことができるので、火力の強い鍋はとても重要だと感じています。

【冬場のサウナのコツ③】狭い場所でサウナする

これは、できる方とできない方がいらっしゃると思うので、もし場所を変えてサウナをすることができるのであれば、狭い場所でサウナをしてみてください。

広い空間でサウナをすると、エアコンの効きが十分ではなかったり、ハーブの蒸気がどんどん天井の方にあがっていってしまったりし、なかなか温まらないこともあります。

どうしても、今の場所から移動できないという方は、テントの上部にバスタオルなどをかけ、テント上部から温かい蒸気が逃げないようにしてみるのも、ひとつです。とにかく、テント内の蒸気を外に逃がさないことを意識することで、テント内が温まりやすくなるかと思います。

【冬場のサウナのコツ④】家の断熱を見直す

ここからは、これまでの①から③をすべて試してみたけれど、発汗しない…という方向けになります。

実は、私自身、①から③まですべて試してみたものの、まったく発汗にはいたらなかったんですね。

というのも、原因は家にありまして。我が家はすきま風を感じる断熱ゼロじゃないかと思うほど、寒い家でした。エアコンやストーブをダブル使いして、ようやく暖をとるという感じだったんです。

何もしなくても、常に寒い。そんな中でハーブサウナをするのは、風邪をひきにいくようなもの。何をやっても発汗しないので、冬場はテントは使用せず、マントでサウナをするしかありませんでした。

でも、ある時あまりの寒さに、家の断熱を見直した方がいいのではないかと思い、とりあえず、たくさんある窓を二重窓にDIYすることにしたんですね。ただ古い家なので、窓の数が多すぎる。すべて一度にはDIYできず、ようやく昨年、すべての窓のDIYを終えました。

そうしたら、なんと…、家が寒くなくなりましたー! すごくないですか?

この冬、日中にエアコンも何もつけずに過ごすことができているほど。家の中でもダウンを着たいくらい寒かったのに…です。しかも、DIYで二重窓を作ったので、業者に頼むよりは、はるかにお安く仕上がりました。

二重窓DIYについては、ちょっと説明しだすと長くなりそうなので、また機会があったらご紹介したいと思いますが、いろいろな方がDIYで二重窓を作る方法を紹介しているので、必要な方は検索してみてくださいね。

一応、すぐにできそうなものを貼っておきます↓

【冬場のサウナのコツ⑤】暖房器具を変えてみる

そして、最後のコツがコレ! 暖房器具を変えてみること。

実際にいろいろ試してみて分かったんですが、我が家のように風通しのいい家の場合、エアコン1台では温まらないことが多いと思います。我が家も、リビングではずっとストーブを併用してきたんですが、昨年ストーブが壊れ、それをきっかけにストーブを買い替えました。

防災の視点からも、買い替えをきっかけに電池式のストーブに。そうしたら、なんとなんと、ものすごく部屋が温まるんです。

冬なのに、汗をかくくらい温かい。暖房器具ひとつで、こんなに違うんだ!!!と感動しました。

このストーブに変えてから、サウナもまったく怖くなくなりました。温かい部屋でサウナすることが、こんなに大事だったんだと、改めて実感しています。

④の断熱だけでも、ずいぶん違ってくるはずですが、最終手段はコレですね。暖房器具を見直すこと。サウナも快適にできるし、停電になっても使える安心感、本当に買い替えてよかったなと感じています。

我が家で使っているストーブはこちら↓

【まとめ】工夫次第で、今あるテントでも発汗するように…

冬場のサウナのお悩み、今までもたくさんご相談いただきました。設置方法を低くしただけで改善できた方もいらっしゃれば、電気鍋を見直して発汗するようになった方もいらっしゃいます。ちょっと変えるだけで、じんわりしか温まらなかった体から、滝汗が流れるようになる。

人によって気持ちよさ、心地よさには違いがありますが、サウナの醍醐味はやはり発汗ではないかと思うんですね。

それなのに汗をかかないとなると、物足りなさを感じたり、スッキリ感も少なくなってしまいます。せっかくサウナに入ったのに、それではもったいない。

Bua
Bua

冬のサウナを制する者はハーブサウナを制す!

勝手な格言風ですが、これは本当です。冬にサウナを楽しめれば、あとのシーズンはまったく心配する必要はない。それだけ、冬のサウナがむずかしいということでもあります。

今、冬のサウナでお悩みの方がいたら、大丈夫! あなただけではありません。私も、何年も冬のサウナで悩んでいた一人です。でも、必ず解決策はあります。だから、あきらめないで、できることを試していってください。

今日ご紹介した方法は、どれもものすごくお金がかかるような方法ではありませんし、試そうと思えば試せるものばかり。一度にすべてを変えなくても、ひとつひとつ試していく中で、「あ、発汗するようになった!」というものに出会えるかもしれません。

せっかく始めたハーブサウナ、寒い冬でも楽しんでいただけたら、うれしいです。

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