タイハーブとは違うので、ずっとご紹介していなかったのですが、今日はフランキンセンスのことをちょっとお伝えしたいと思います。
フランキンセンス樹脂って、知っていますか?
少し前にテレビで紹介されたらしく、一気にブームが来たようなんですが…
地味に、フランキンセンス樹脂を愛用してきた身としては、うれしい半面かなりの驚きです。
とはいっても、フランキンセンスの精油は使ったことがあるけれど、フランキンセンス樹脂って何?
という方もいるのではないでしょうか。
今日は、長年愛用しているフランキンセンス樹脂のとっておきの使い方をご紹介したいと思います。超敏感肌のわたしでも、使うと魔法のような効果が得られるので、ぜひフランキンセンス樹脂を手に入れた方は、参考にしてみてくださいね。
フランキンセンス樹脂とは…
フランキンセンスとは、乾燥した半砂漠地帯に育つ木。梅の木にも似ている外観の木です。その幹から染み出した樹脂は、乳白色で涙型をしていることから「乳香」とも呼ばれています。
古代エジプトでは燃やして太陽の神ラーにささげられていたとも言われています。古代では瞑想や神聖な儀式などにも使われてきた歴史があります。クレオパトラも美肌キープのために使っていたという噂もあるほど、古くから使われてきました。
フランキンセンスという名前は、真の(Frank)香り(incense)という意味。アロマセラピーを学ばれたことがある方なら、間違いなく知っている香りのひとつではないでしょうか。
フランキンセンスの精油と樹脂の違い
精油としてはよく知られている、このフランキンセンス。木の樹脂の精油なので、木の葉や枝に含まれる成分を含み、森林浴効果も期待できる香りです。また、心を静め、免疫系を刺激し、抗アレルギー作用も期待できるといわれています。
精油も樹脂も同じものからできているので、効能に大きな違いはないかと思いますが、精油と樹脂の大きな違いのひとつが香りです。
個人的にフランキンセンスの精油の香りがとても好きで、樹脂も同じような香りがするのかと期待していたのですが…。実際に、はじめて樹脂を手にしたときの感想は…

あれ? なんか精油とは違う…
思っていた香りではありませんでした。そして、涙型だといわれる樹脂の形も、想像していたようなきれいな涙型ではなかった…。でも、そこで思ったのが、古く昔の人がこのフランキンセンス樹脂を涙の形だと表現したならば、とてもすばらしい感性だなと。実際に、フランキンセンスは人の悲しみに寄り添う香りだともいわれているからです。

フランキンセンス樹脂のとっておきの使い方
さて、このフランキンセンス樹脂、おそらく多くの方が試されているのが「お香として焚く」方法ではないでしょうか。わたし自身、はじめてフランキンセンス樹脂を使ったときは、お香として焚いてみました。
ただ「お香として焚く」といっても、フランキンセンス樹脂に直接火をつけて焚くのではないので、ご注意を! 香炉や香灰を使って焚きます。
樹脂のままだと精油とはまったく違う香りがしたのに、お香として焚いてみると、フランキンセンス精油の香りがふわっと漂います。精油よりもやさしい香りのように感じました。もともと、フランキンセンスは、澄んだ甘さのあるバルサミックな香りなんですが、樹脂だとやわらかい印象になります。
でも、家に香炉や香灰がないという方も多いのではないでしょうか。
そんな場合におすすめなのが、樹脂を精製水やキャリアオイルに溶かして使う方法!
これは、とっても簡単にできるし、すぐにフランキンセンスの効果を感じられるのでおすすめです。
使い方は、簡単! 精製水やキャリアオイルに樹脂を適量入れて溶けるまで待ち、その後それを気になるところにつけたり、マッサージしたりするだけ。(溶けるといっても、お砂糖のように姿かたちがなくなるような溶け方はしません)
精製水に溶かす場合には、だんだん濁ってくるので溶けているのがわかりやすいかと思います。オイルの場合には、ちょっとわかりにくいかも。
わたしは、オイルに溶かして、それを使ってクレンジングをしたり、オイルマッサージをしたりしています。最後に蒸しタオルで軽くふきとれば、瞬時にツルツルになります!
オイルでも精製水でも、溶かすときに樹脂を容器に直接入れてしまってもいいのですが、あとから上澄みだけをすくうのがちょっと大変。なので、お茶パックみたいなものにフランキンセンス樹脂を入れておくと、楽ですよ♪
フランキンセンス樹脂を使う効果とは…
フランキンセンス樹脂を精製水やオイルに溶かして使うと、どんな効果が期待できるのか?
★乾燥肌や老化肌、あかぎれなどによい
★肌をうるおし、やわらかくする
★傷の回復を早める作用があり、傷ついた皮膚を若返らせ、再生させる
もちろん、個人差はあるとは思いますが、個人的には高価な化粧水などを使うよりも、オイル+樹脂の方が効果を感じることができます。ちなみに、わたしはものすごく敏感肌ですが、まったく荒れたりすることもなく、使っています。
さらに、溶けだすとちゃんとフランキンセンスの香りがする! オイルマッサージしていると、ふわっと顔に香りをまとうことができて、ちょっとした贅沢気分。最後の蒸しタオルで、顔がゆるみ、ものすご~く気持ちがいいですよ。
【まとめ】フランキンセンス樹脂、機会があったらお試しを!
フランキンセンス樹脂、ずっと使い続けていますが、これからも使い続けたいもののひとつです。
最近はずいぶん話題になったので、いろいろな使い方をする方もいるようですが、ここでちょっとご注意を!
テレビの影響で、フランキンセンス樹脂を食用として使う方もいるようですが、食用として使う場合にはグレードがあるので、すべてのフランキンセンス樹脂が食用できるわけではありません。それから、フランキンセンスは妊娠初期の使用は避けるようにいわれています。こちらも、十分に気をつけてください。
もし、フランキンセンス樹脂に興味がある方は、よかったらお試しを!
精油とはまた違った発見があると思いますよ。
