とても久しぶりの投稿になりました。
実は、今、SUKJAIでは、新たなサウナ用ブレンドを探している最中でして。久しぶりにハーブ探しをしていて、気づいたこと、気になることがたくさん出てきたので、ブログでシェアさせていただきます。
「ハーブサウナをはじめたい」「ちょうど、サウナ用のハーブを探している」という方は、ぜひ最後までご覧ください。ご自身のハーブ選びの参考にもなるかと思いますよ。
安いハーブにはワケがある!
さて、タイハーブに限らず、どこのハーブでも同じだと思うんですが、ハーブの価格ってけっこうまちまちですよね?
安いものもあれば、びっくりするほど高いものもある。もちろん、ハーブの種類によって希少価値の高いものは値段も高くなるし、育てやすい身近なハーブなどは、けっこう安く手に入ったりします。
では、同じようなハーブを使っているのに、価格差があるのは、一体なぜなのでしょう?
実は、今、タイハーブのサウナ用ブレンドを調べてまくっているのですが、ブレンドされているハーブは、それほど大きな違いがありません。でも、価格帯はちょっと違う…。
価格差の大きな要因は、人件費と輸送費ではないかと思います。それから、無農薬かどうか、安全なハーブかどうかです。安いハーブなどは、販売者も「無農薬かどうか分からない」ということも多くて…。
価格が安くても、安全かどうかの確認は、絶対に怠ってはいけないポイントです!
どんなふうに育てられたハーブなのか、収穫したハーブは安全なのか、ここをチェックしていくと、それが価格にも反映されているのが分かります。
さて、さきほど少し触れた輸送費も大きく影響します。特に、タイから日本に輸送するコストは、年々値上がっていて、今や数年前の1.5倍から2倍くらいコストがかかっています。
日本でもタイハーブを扱うショップや個人的にタイハーブを販売している人、フリマアプリなどで売っている人を見かけますが、これまた、価格帯がまちまちですよね。
中には、ものすごく安く売っているところもあって…。
もし、品質のよいハーブを仕入れ、輸送していたら、そこまで安く売ることはできないのに…と思うんですね。ただ、1つだけ考えられるのは、輸送コストを大幅に削減する方法。輸送コストがかからなければ、当たり前ですが、安く販売することが可能になります。
では、どうやって、輸送コストを削減するのか?
1つは、ハンドキャリーで持ち込む方法。旅行者などは、この方法でハーブを持ち込んでいることが多いかなと。(ただドライハーブの持ち込みには、輸入検査が必要となる場合がありますので、ご注意を!)
2つ目は、大量に仕入れて、一度に日本に輸送する方法です。頻繁に輸送すると輸送費がかさみますが、大量に仕入れたものを、一度に日本に輸送すれば、コストカットが可能です。
でも、SUKJAIでは、大量輸送は行っていません。それは、単純に大量に仕入れれば、ハーブの保管期間が長くなり、鮮度はどんどん落ちていくから。コストがかからなくても、ハーブの鮮度が落ちてしまったら、それをお客さまに提供することはできなくなる。
つまり、安いハーブには、それなりにワケがある。価格だけでハーブ選びをするのは、本当に危険です。
いくらブレンドがよくても、ハーブは劣化する!
さて、今、長期保管はハーブの鮮度が落ちるという話をしました。これは、実はショップだけの話ではありません。
SUKJAIのお客さまの半数以上は、サロンやクリニックなどの経営者、セラピストの方々です。お客さまがたくさん訪れる場合、「ハーブをたくさん在庫しておきたい」というお気持ちはとてもよく分かります。
実際、SUKJAIにも「もっと大容量サイズのハーブブレンドはできませんか?」というご要望をいただきます。現状では、これ以上の大容量サイズの対応はむずかしいのですが、その一方で、サロンでたくさんのハーブをストックしておくことも、個人的にはあまりおすすめではなくて…。
それは、ハーブは日に日に劣化していくものだからです。生のハーブとは違うので、劣化は目に見えにくく、中には使用期限などなく、使用できるとお考えの方もいらっしゃいます。
もちろん、生のハーブに比べれば長期保管はできますが、それでも品質はどんどんと劣化していくんですね。
また、保管方法によっては、あっという間に劣化してしまう場合もあります。特にリーフは劣化が早いです。
どんなにすばらしいブレンドでも、どんなに品質のいいハーブを使っていたとしても、保管状況が悪かったり、長期間保管されていたりすれば、そのよさがどんどんなくなっていく。
つまり、ハーブ選びの際には、大量在庫したハーブを購入しないこと、そして長期間保管したハーブを使用しないことが、とても大切になります。
ハーブが劣化すれば、効能は激減!
では、劣化したハーブを使用すると、どうなるのでしょう?
先ほど話したように、劣化したハーブは見た目では分からないことも多い。ただ、色が変色したり、香りが変化したりしてくれば、かなり劣化した状態となるので、ご注意を!
劣化したハーブを使用すると、使用期限切れのハーブを使っているのと同じなので、ハーブの蒸気を浴びている意味がなくなってしまいます。
せっかくハーブの薬効成分を浴びるチャンスなのに、その成分が蒸気に含まれていないとしたら、どうですか??
本来、ハーブサウナで得られるはずの効能が得られなくなったり、香りも薄くなるため、リラックス効果が激減するのは、間違いなし!タイハーブの場合、発汗作用のあるハーブが含まれていることが多いので、発汗状況にも違いが出てきます。
こんなにもったいないことはない!
せっかく、ハーブの蒸気を浴びるのだから、ハーブの恩恵をしっかり受けたいですよね。そのためにも、「劣化したハーブを購入しない」「劣化したハーブは使用しない」のが、大切です。
品質が悪いハーブは、体にも悪い!
ここまで、品質がいいハーブを前提にお話してきましたが、そもそも品質が悪いハーブを使うとどうなるのか?
実は、品質がいいか、悪いかなんて、購入者には確認しようがないんです。
ただ、私自身、今までたくさんのタイハーブを使ってきて、気づいたことがありまして。品質の悪いハーブと品質のよいハーブには、明らかな違いがあるんです。
たとえば、SUKJAIのお客さまでも、SUKJAI以外で購入したハーブを使われている方もいらっしゃいます。私自身、「いろいろなものを試して、ご自分に合ったハーブを選んでいただきたい!」と思っているので、SUKJAIだけがすべてではないと思っています。
でも、そんな中、「ほかのハーブも試したけれど、やっぱりSUKJAIに戻ってきました」「SUKJAIのハーブの方が香りも発汗もよくて」と戻ってきてくださる方がけっこういらっしゃるんですね。
使ってみれば、品質の良さはわかる!(わかる人にはわかっていただける!)
ただ、使用感だけじゃ分からないことが1つだけあって、それが安全なハーブかどうかです。大量の農薬が使われているハーブかどうかの確認はむずかしい…。
タイは、けっこうオーガニック栽培に力を入れているので、農薬たっぷりのハーブというのも少ないかもしれませんが、残留農薬をチェックしているハーブや、化粧品やハーブティーとして使用許可が下りているハーブを選ぶと、安心です。
中には「ハーブティーレベルのハーブじゃないとダメ」と言われたというお客さまもいらっしゃって、音岩瀬いただいたりするのですが、「ハーブティーレベルじゃないとダメ」というのは、おそらく安全性からの判断材料だと思います。
ハーブティーではなくても、無農薬のハーブや、化粧品レベルのハーブであれば、サウナとして使用して問題はないかと。
日本でタイハーブを購入しようと思っている方は、販売元にハーブの安全性を、購入前に、ぜひ確認してみてくださいね。
【まとめ】品質がいいものを定期的にとり寄せるが、正解!
うれしいことに、ハーブサウナが少しずつ日本にも広まってきました。その一方で、正しい知識が伝わっているかどうかは、まだまだ課題がありそうです。
ハーブサウナになくてはならない存在のハーブ。どこのハーブ、なんのハーブを使うかによって、ハーブサウナの満足度や心や体にもたらす変化は、大きく変わってきます。
ハーブテントとハーブがあれば、簡単に始められるハーブサウナ。
でも、ハーブだけは、絶対に適当に選ばないでください!
しっかりと吟味したハーブを使ってくださいね。そうでなければ、本当のハーブサウナのすばらしさは実感できないから。
ぜひ、これからハーブサウナをはじめる方は、ハーブ選びを慎重に。そして、すでにハーブサウナをはじめている方は、今、一度、使われているハーブのご確認を!購入の仕方なども、長期保管にならないよう工夫してみてください。
正しいハーブサウナで、癒される方が増えますように…
SUKJAIでは、サウナ用タイハーブの販売をしています。気になる方は、ショップへお立ち寄りください↓





