ハーブテントを購入するか迷ったとき必ず問題になるのが、
「このテント、どうやって吊るすの?」
ではないでしょうか。
ハーブテントをはじめたばかりの頃、わたしも迷いまくっていました。
当時住んでいたのは、賃貸。天井に穴をあけるわけにはいかない。そこで、調べると、どうやらテントスタンドというものが売っている!

これぞ!わたしの求めていたものだ~!
と興奮したのを、今でも覚えています。しかし、その金額を見て驚愕!ハーブテント自体よりも高いではないですか!?
結局、わたしはハーブテントスタンドを購入することはできませんでした。そして、ハーブテントの吊るし方を工夫する旅へ… いかに安く、簡単にハーブテントを設置するか、その方法を模索すること5年!
数年前に、ようやくすばらしいものと運命の出会いを!
前置きが長くなりましたが、今日は、ハーブテントの吊るし方(フルバージョン)とようやく出会った一押しくんをご紹介したいと思います。ハーブテントの吊るし方で悩んでいる方、ハーブテントを購入したいけれど、吊るし方で購入を迷われている方、ぜひ最後までご覧いただけたらと思います。
きっと、今日ご紹介する中に、あなたにぴったりの吊るし方があるはずです。では、長年の研究の成果をご覧ください。
ハーブテントの吊るし方① 突っ張り棒
天井に穴をあけられない方は、まず簡単にできる突っ張り棒を検討させるといいでしょう。突っ張り棒はどこでも簡単に手に入るし、とにかく安い!
ただ、突っ張り棒を使用するときには、いくつか注意が必要です。
① 突っ張ることができる場所があるか → サウナができる狭めの場所を探す必要がある
② 突っ張り棒の強度は大丈夫か → テントの重さにあった突っ張り棒を使用
③ 突っ張り棒に引っ掛けることができるか → 突っ張り棒にどう取り付けるかを考えておく
はじめてハーブテントに入ったとき、家にあった突っ張り棒で試しましたが、耐重を確認しないで使って大変なことになりました。サウナ中にテントが落ちてくる大惨事! 突っ張り棒は便利ですが…
みなさん、くれぐれも気をつけてくださいね。
突っ張り棒を使用できる場所って、けっこう限られています。我が家の場合、洗面所で使用可能でしたが、冬場は寒くて断念…となりました。突っ張り棒が使用できる場所があり、冬場の寒さも大丈夫!という方には、突っ張り棒はおすすめです。
よくある突っ張り棒。100均にも売っていますね。↓
もうちょっと強度の高いタイプ。失敗した後、購入しなおしたタイプがこちらです↓
縦に突っ張るという手もあります↓
ハーブテントの吊るし方② 和室があれば鴨居
次に試みたのが、和室の鴨居です。鴨居にフックをかけて、そこに吊るして使ってみました。鴨居に取り付けるフックは、100均に売っているものを使用。
当時、わたしが使っていたハーブテントは傘タイプではなく、フラフープのようなフープに布がついているタイプだったので、部屋の端っこでも問題なく使用できました。
① 和室に鴨居があるか → 最近の住宅は和室がない場合も多いのである方のみ検討を
② 鴨居の強度は大丈夫か → 鴨居にテントをかけても大丈夫かどうか確認しておく必要あり
③ 部屋の隅にスペースがあるか → 窓や家具などの位置によってはむずかしい場合も
実際、鴨居を使ってサウナはできました。鴨居も悪くはないのですが、窓に近く、カーテンをしたとしても、なんとなく落ち着かない感じはありました。
鴨居があって、そこでサウナをしても平気そうなおうちの場合には、鴨居もおすすめです。ハーブサウナの場合、電気鍋も使うので電源のある場所も確認しておきましょう。
ハーブテントの吊るし方③ ドア枠
家の中には必ずあるドア!このドア枠をうまく使う方法もあります。使用するのは、洗濯もの用のフック。ドア枠にとりつけるタイプのものです。これまた、100均で購入可能です。

さきほども書きましたが、使用しているハーブテントがフープタイプなので、けっこういろいろなところに設置が可能です。傘タイプだと設置ができないわけではないのですが、傘の直径が大きいこと、傘の骨組みがしっかりしているのでテントに柔軟性がないことから、壁に近い部分で傘タイプを使用するのはむずかしいところがあります。
フープタイプは、軽く、柔軟性もあり、少しくらい斜めに傾いてしまっても、サウナにはまったく支障がないというメリットが…。日本では、なかなかフープタイプを使用している方は少ないかと思いますが…便利ですよ。
① どこの部屋のドアを使用するか → 高さ、電源の有無を確認
② ドアにフックをかけてテントを吊るすことが可能か → テントによってはむずかしい場合も
③ ドアの開閉は可能か → ドアを開けっぱなしでないと使えない場合もあり
ドアにフックをかけて、テントを吊るすことができれば、この方法も簡単なのでおすすめです。フックさえ買ってくれば、すぐに吊るすことができます。ただ、ドアにぴったりのフックがなかったり、ドアを開けた状態でないとフックの取り付けができなかったりする場合もあります。そこは、確認してみてください。
また、ドアを開けっぱなしでサウナをした場合、スースーと隙間風が入ってくるようだとなかなかテント内が温まらないこともあります。
ハーブテントの吊るし方④ 窓枠
今までご紹介したものがむずかしい…という方、窓枠でもサウナはできます。サウナをするときには、カーテンを閉めた方が落ち着いてできるかと思います。
窓枠にテントを吊るし方法は、窓枠に取り付ける洗濯もの干しを使用します。
ここらへんで、勘のいい方はお気づきかもしれませんが、ハーブテントを吊るす道具として「洗濯もの干し」は大活躍してくれます。
窓枠に洗濯ものを干す道具、いろいろなものがあるかと思いますが、耐重だけしっかり確認できれば、どんなものでもわりと代用できちゃいます。
すでに、窓枠に取り付けてあるという方は、それを利用しないのはもったいない! そこに、テントを吊るせば、ハーブサウナができてしまいます!
① どの窓枠に取り付けるか → ハーブサウナをどこでやるかをしっかり決めておく
② 取付可能な道具はどれか → いろいろな種類から選ぶ必要がある
③ 窓枠の強度は大丈夫か → 築年数のたったお家では窓枠の強度が弱いこともある
この窓枠に取り付けるバージョン、今までのものより価格が高いことがあります。洗濯ものを干すという目的と兼用であれば、とってもおすすめです。ハーブサウナのためだけに、これを取り付けるのであれば、ちょっともったいないかな…という気もします。
室内もの干しがある、または購入を考えている方は、プラスハーブサウナもできちゃうというメリットがありますよ!
ハーブテントの吊るし方⑤ ドアのストッパー・戸当たり
ドアの上のところについてるゴムのついた金具。ありませんか?
それのことです。そこにハーブテントを吊るしてしまうという手もあります。これなら、すでについているものを利用するので、新たに購入する必要はありません!
① 戸当たりがついているドアはあるか → すべてのドアについているわけではない
② そこでサウナができるか → 広さ、温度、電源の有無などを確認
③ そこにテントを吊るすことができるか → テントのタイプによってはむずかしい場合も
戸当たりをうまく利用できれば、こんなに簡単なことはありません。ただ、ドアによってはついていなかったり、サウナとして適した場所じゃなかったりすることも…。
また、ドアの高さが高すぎて、テントと床の間にすきまができてしまう…ということがあるかもしれません。そんなときは、テントの上部(取り付ける場所)にひもをつけて延長するといいですよ。これは、傘タイプでもフープタイプでも、どちらでも高さ調節で使える技です。

ハーブテントの吊るし方⑥ 洗濯もの干し
実は…我が家には、室内洗濯もの干しがいくつかありました。それは、まぎれもなく、ハーブサウナのために購入したものたち。残念ながら使い勝手がよくなかったものは、すでに手放しています。
でも、室内もの干しをうまく利用すれば、ハーブテントを吊るす道具に大変身!
サウナをしないときには、洗濯ものを干すために使用すればいい!
もしかしたら、すでにおうちにあるもの干しを利用することができるかもしれません。
① 室内もの干しとして利用するか → サウナ用だけに購入するのはもったいない
② 電気鍋と椅子を置くことができるか → テントの中に置くスペースができるかを想像
③ どこに置くか、持ち運びは可能か → どこでサウナをするのか想定してみましょう
室内もの干しは、新たに購入するとなると、出費となります。一番いいのがすでにあるものを活用できないか工夫してみること。そのときに、電気鍋と椅子が設置可能かどうか、高さが足りているかどうかも確認してみてください。
もの干しを置く場所でサウナをするのか、それとも他の部屋に持ち運ぶのかも、考えてから購入することをおすすめします。後悔しないように…
ここで紹介しているものは、実際にサウナに使用できるかどうかはわかりません。あくまで、参考程度にしてください。工夫すれば使用できそうなものを載せています↓
おすすめのハーブテントの吊るし方= 折り畳み式洗濯もの干し
さてさて、今までご紹介したものは、すべて実際にハーブテントを吊るしてみた方法です。どれも、それなりにサウナに入ることはできました。お住まいの間取りや造りなどによっては、これまでご紹介したもので十分できる!ということもあると思います。
そういう方は参考までに、最後の超おすすめの吊るし方をご覧ください!
でも、長い長い歴史を経て、ようやくたどり着いた、今、愛用中のハーブテントの吊るし方をご紹介します。それは、やはり、洗濯もの干しを利用しています!
ただ、今までのものとは違い、傘タイプでもフープタイプでも利用でき、場所もどこでも移動できる!軽くて、さびない。持ち運びも簡単! もちろん、洗濯もの干しとしても、普段使っている超おすすめ品です。
それが… これ↓
特長① とにかく軽い! 階段の持ち運びも楽々~ 好きな場所でサウナができる
特長② ステンレスで錆びにくい
特長③ 使わないときは、折りたたみ可
特長④ フープタイプでも傘タイプでもどちらでも使用可
特長⑤ 価格もそんなに高くない
これと出会ってからは、これしか使っていません。うちには、フープタイプも傘タイプもハーブテントがありますが、どちらでも使えるのもポイントが高いです。
一体、これをどうやって使うかというと…。実は、吊るさずに使います!
コの字型に置いて、テントを上にかぶせて使います。傘タイプだと、コの字の上に傘を乗せる感じです。高さもちょうど150㎝なので、狭すぎず、テントのすそも余るくらいで隙間ができません。

見た目は…外から見ると四角いですが、サウナを目的とする個人使用者には全く問題な~い!
と個人的には思います。傘タイプだと、直径が約80㎝くらいのものが多いので、すっぽり四角い枠を囲むことができます。傘タイプで吊るす場所に困っている方は、なかなかおすすめですよ。フープタイプは、けっこういろいろな場所で設置できちゃいますが、傘タイプだとまっすぐ吊るさないといけないので、場所を選ぶデメリットが…。
それが、この物干しで解決します!
また、普段は二階に置いてありますが、リビングでサウナをしたいときには1階に楽々持ち運びができる軽さ(約2Kg)。使わないときは、たたんで収納できるので、場所をとりません。
どこで購入できるのか? わたしは、たまたま行ったホームセンターで購入しましたが、ネットでも似たようなものは出ていますね。価格帯も同じなので、どちらで購入してもいいのではないでしょうか。もう一度貼っておきますね↓
とにかく、使い勝手がよく、お手入れも簡単。本当に買ってよかった!と思える商品です。
我が家ではステンレス製を使っていますが、色がちょっと…という方はホワイトも発見しました!
ハーブテントは意外と簡単に吊るすことができる!
ハーブサウナをはじめたばかりの自分に、伝えてあげたい!

大丈夫、世の中にはいろいろ便利なものがあって、それをうまく利用すれば、
テントも吊るせるし、サウナも簡単にできるよ!
もちろん、個人サロンを開いたり、スパやサロンでハーブテントを導入したり…という方は、立派なテントスタンドを購入するのもありだと思います。
ただ、個人的に自宅でハーブサウナを楽しむだけなら、もっともっと安く簡単な方法があります。身近なものを工夫して使えば、それがテントを吊るす道具に大変身する!
ぜひ、これじゃなくちゃだめ!という考えをちょっと外において、どんなものを使えばテントが吊るせるかなと考えてみてください。もしかしたら、わたしが紹介した方法以外に、もっともっとすてきな方法があるかもしれません。
一人でも多くの方が、簡単にハーブサウナを楽しむことができるようになればいいなぁと心から願っています。