【クレット島】古きよきタイが残る「ハーブの島」だった!

コラム
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バンコク郊外、ノンタブリー県にあるチャオプラヤー川に浮かぶ小さな島、クレット島。

島といっても、川の流れによって少しずつ陸から離れていき、中洲となった場所なので、実際は島ではありません。

そこにモン族が移り住み、古くから代々伝わるお菓子作りや陶器づくりなどで生計をたててきたため、今でも、クレット島といえば、「お菓子と陶器」が有名です。

海外から来た旅行者が行く、というよりは、タイ人が休日に足を運んだり、タイに住んでいる日本人が訪れたりすることが多い場所だと思っていたんですが…、久しぶりに行ってみたら、ぜんぜん違っていました!笑

もはや、私の中のクレット島のイメージは、アップデートされていない過去の記憶でしかなかった。

(再訪の計画をたててから)3年越しのクレット島、以前行ったのは、タイに住んでいたころなので、もうずいぶん昔のことになります。私の中の記憶をアップデートすべく、記録に残しておこうと思います。

クレット島に行く予定の方、たまたまSUKJAIでクレット島を知った方、検索でまさかのたどり着いてくださった方、さまざまだと思うんですが、どなたかのお役にたてたらうれしいです。

クレット島のみどころ

クレット島といえば、これ!

クレット島のシンボルでもある仏塔です。これ、よく見ると、かなり傾いています。


もともと、約300年前に立てられ浸食により傾いたムクウ仏塔(チェディー)が、1891年頃に崩壊したらしいんですね。その後、1992年に建て替えられましたんですが、その際当時の傾きを再現したまま修復されたそうです。

この傾きは再現!?

そう思って眺めてみると、ちょっとおもしろい。

クレット島のシンボルは、他にもあります。冒頭にも書いたとおり、タイの素焼き陶器でも有名。タイの伝統菓子は、目の前で作って販売しているので、思わず立ち止まって見入ってしまうほど。

そして、一番のお目当ては、これ!

お花の天ぷらです!!! 正しくは、ハーブの天ぷらの方が近いかな。お花だけじゃなく、葉っぱ系もたくさんあるので、まさに、ハーブの天ぷらですね。たぶん、これが食べられるのは、ここクレット島だけ。

これが忘れられなくて、また食べたかった! 

今回、食べることができて、大満足でした。お店の人に「これはなに?」と聞くと、ちゃんと効能まで教えてくれて、やっぱりタイの人にとってハーブって特別じゃないんだなと実感しました。

どれも、くせのある味のものはないので、食べやすかったです。タイ風のたれにからめて食べてもよし、そのままタレなしでも十分おいしいので、お子さんがいる場合はタレなしで。買うときに、「タレは別にして」というと、別にしてもらえます。

クレット島の大変化!

さて、クレット島へ行きたいと思ってから3年間ですが、そもそも、前にクレット島に行ったのはいつだったのか?

さかのぼれないほど前の記憶で、どうやって川を渡ったのか。島の中をどうやって回ったのか。残念ながら、まったく記憶が残っていない。あくまで、はるかかなたの思い出としての風景(ほぼイメージ?)を思い浮かべながら、クレット島に降り立ってみて、少し歩いてみると「あれ?」と思うことがけっこうありました。

まず、おしゃれな店が増えた!(はるかかなたの思い出と比べると)

昔は、本当にローカルな家並みとローカルな店がある感じだったと思うんですよね。

それが、歩くと、おしゃれなカフェやレストラン、お店がいっぱいで驚きました!まぁ、これはクレット島に限らず、バンコクでもチェンマイでも同じだけどね。

でも、船着き場から離れていけばいくほど、ローカル感は増していきます。「あ、そうそう、こんな風景だったっけ」という感じで、本当にローカルな暮らしぶりを見ることができるので、興味がある人にはおすすめです。

クレット島で大失敗…

さてさて…、なんせ昔行ったときの記憶がほぼない状態で行っているので、島をどう回るかなんて、考えてもいなかったんですね。歩いていれば、そこそこ回れるんじゃないか…というのが、甘かった!

「クレット島はそんなに大きな島ではないので、一周ぐるりと回ることができます」

これは、事実か事実ではないか?

と聞かれたら、これは事実です!

でもね、徒歩で回るのは、大変なのでやめましょう。(誰もそんなことしないと思うけど…)

自転車で回れるのなら、歩けるんじゃないか? というのは、日本人的な感覚です。

太陽ガンガンと降り注ぐ中、たとえ日傘をさしていたとしても、歩いてはいけません。

これが、久しぶりのクレット島での大失敗でした。途中まで歩いていったんです。歩けると思っちゃったんです。でも、歩いても歩いても、先は続く。そして、途中でマップを確認すると…

なんと、まだ島全体の半分も行っていないじゃないですか!?

戻るのもきついが、進むなんてもっと無理…と判断。来た道を引き返すことにしました。もうすでにバテバテです。もはや無言で、来た道をひたすら戻るという。(途中のカフェで休憩したので、そこで復活しました!)

この失敗を活かしてほしいので、お伝えします!

島を一周しようと思ったら、船着き場で自転車を借りることだけは忘れないでください。あとね、船着き場でボートツアーのカウンターがあったので、ボートで回るのもよかったかも。(今さら思い出したけど、昔はボートで回ったかも…笑)

そもそも一周をあきらめての徒歩なら、店が少なくなってきたあたりで、早めに戻る決断を。

クレット島に着いたら、どっちに行く?

こんなにデジタルで便利な世の中になったのに、クレット島について勘で歩いていた私たち。たぶん、スマホを片手に歩いていたら、こんなことにはなっていなかったかもしれません。

そこで、スマホがなくても、時間がなくても、クレット島を楽しめる最短ルートをご紹介します。

事前に調べていたり、スマホ片手にクレット島に行こうとしている人には必要ない情報だとは思いますが…笑

船着き場に降り立って(川を背中に)、左に進むと、民家の立ち並ぶエリアになります。細い路地の両側に、ぽつぽつとおしゃれなカフェやお店、昔ながらの家が並んでいます。クレット島の暮らしぶりが見られるので、こっちに進むのは、おすすめなんですが、行き過ぎると私たちのようになるので、要注意!

ほどほどのところで引き返しましょう。こんな古いお寺に出たら、間違いなく、戻ったほうが無難です。できれば、もっと前に戻った方がいいけれど。

そもそも、ローカルな街並みにはあまり興味がない、ショッピングや食べ歩きがメインの人には、船着き場から右へ進むことをおすすめします。お寺の中を通っていくと、小さなお店がぎっしり立ち並ぶエリアが見えるので、そっちへ進んだほうが間違いないかと。

所せましと、たくさんのお店が並んでいるので、食べ歩きにもお買い物にも、ぴったりです。

そして、ここ、なかなかの掘り出し物があるんですよ。ハーブ製品もたくさん売っていたけれど、タイの家に必ずあるヤーモーン(ハーブの塗り薬)が、3つで50バーツ(250円くらい)という破格!ちょっと驚きの安さ!!! 

ハーブ屋さんもあって、気になるドライハーブがたくさん売っていて、ハーブ好きの人にはたまらないと思います。

ハーブ製品だけじゃなく、伝統菓子を作りたてを売っているお店や、タイパンツ、アクセサリー、小物、お土産によさそうなものも、けっこう売っていて。バンコク中心部で買うより断然お得に買えるので、お土産探しにもおすすめです。

食べ歩きできるし、ところどころにレストランもあったので、ここで一気に済ませてしまうというのも、ありかと。たくさん歩くのが無理な場合には、迷わず、船着き場を降りたら、右に進みましょう!

絶対にまた行きたい!アロマハーブ屋さん

さて、さきほど、書いたハーブ屋さんとは別に、アロマハーブ製品を売っているお店を発見。そこが、本当にとってもよかったので、少し紹介したいと思います。

タイのアロマ製品、けっこうあちこちにあるし、手軽に手に入るんですが、個人的に購入するときには、気をつけるようにしていて。というのも、アロマ製品の中には、ケミカルなものを使っているものもあるんです。

アロマだから、いい。必ずしも、安全というわけではないし、精油じゃなく、人工香料を使っているものも、かなりたくさん出回っています。

だからこそ、アロマ製品を買うときには、100%天然成分なのかを確認するようにしています。安い、いい香り、というよりも、使われている成分のほうが大事!

さて、前置きはここまでにして、本題に戻りますね。

で、食べ歩きエリアで、アロマ製品を売っている店を見つけたんです!

ちゃんと100%天然素材であること、タイで作られたものであること(たまに他国製があったりする…)、そして、コンセプトがとてもわかりやすいこと、さらに使い心地もよく(すべてお試しできる)、すっかり魅了されてしまいました。

突然ですが、たとえば、みなさん、アロマ製品のスプレータイプのものって、どうやって使いますか。

直接肌につける場合と、直接肌につけてはいけない場合がありますよね。その違いはなんなのか、どうやって使うから効果があるのか、使われているハーブの効能、そんなことまで丁寧にレクチャーしてくれる店員さんってなかなかいないと思うんです。

そこが、このお店に惹かれた、最大の理由かも!

とにかく、お店のお母さんのハーブの知識がとても豊富で熱量が高い。おそらく、お母さんが作っているものではないのに、なぜこの商品がいいのか、どうやって使ったらいいのか、どうやって使ってはダメなのか、その理由を、実際に試しながら、細かく、しかもわかりやすく教えてくれて。

私が知りたいこと、全部教えてくれるじゃないかー!と感動ものです。もう、ずっと話を聞いていられそうなくらいでした。

もちろん、アロマスプレー、多数お買い上げ。そりゃ、買っちゃいますよね!笑

本当は、SUKJAIのお客さまにも届けたいと思ったんですが、直接肌につけるものは化粧品扱いとなるので、SUKJAIでは販売できないんです。

と思っていたら、なんと、お店のはじっこに置かれていたアロマの嗅ぎ薬を発見!

きれいな石が小瓶に入っていて、ふたを開けて香りを楽しむというもの。

「これなら、SUKJAIでもお届けできそう!」と思ったら、なんと在庫がほぼなし。

とりあえず、あるだけ2本購入したものの、これでは販売はむずかしい…と、あきらめモードに。

でも、ふと、自分で作ってみたらいいんじゃないかと思ったんです。アロマの資格は持っているし、ずいぶん前にキャンドルを作って販売していたこともあったので、香りの調合はできそう。問題は石。(ということで、翌日石を探し回ることになるんですが…)

香りは、今回タイで学んだことも活かして、日本に帰ってきてから、精油をそろえ直してブレンドしてみました。なかなかいい香りができました! こんなアイデアが浮かんだのも、あのお店のおかげです。

すてきなお母さんのいる(店長さんではないので、いつもいるとは限らないかも)お店、また、クレット島に行ったら、必ず立ち寄りたいと思います。

【まとめ】ちょっと遠いけど、めちゃくちゃおすすめ!

もしかしたら、「クレット島、わざわざ行かなくてもいいかな」という人もいるかもしれません。バンコク中心部から車で約1時間ほどかかるし、めちゃくちゃ有名な観光地でもないし。

でも、私は、今回行って、本当によかった!

前半は歩き疲れてバテバテモードになって、ちょっと後悔もしたけれど、後半は一気に復活する楽しさでした。人もそうだし、街並みも、雰囲気も。

実は、最近、バンコクにいると、疲れることが多くて。それは、便利になった反面、昔ながらのローカルな雰囲気が失われつつあるからかなと思ったりしています。歩いているだけで「どこ行くの?」「ご飯食べた?」と聞かれるような下町感は、なかなか体験できなくなりました。

でも、今回、クレット島に行って、なんだかものすごく懐かしく感じたのは、きっとそんな昔ながらのローカルな雰囲気があったからかもしれません。

住んでいる人も、暮らしぶりも、たわいのないおしゃべりも、心地いいなと感じました。本来のタイの魅力って、こういうところなんじゃないかなと、改めて実感しました。

そうそう、お寺のトイレの前でハーブドリンクを売っていたお母さんが、すごくおもしろかったりね。「これ、今、飲むと、明日の朝、トイレですっきりするよ~!ワッハッハッ」と言ってたっけ。やっぱり、みんな、よく知っているんですよ、ハーブのこと。そんな人とのやりとりも、楽しかったです。

もし、バンコクに行くことがあったら、クレット島まで足を運んでみてほしいです。タイのよさを体感できると思います。あ、でも、クレット島に行くときは、週末に行くことをおすすめします。平日は、お店がほとんどあいていないので。タイのローカルな暮らしぶり、ぜひのぞいてきてください!

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